記念誌・社史制作

今、アーカイブしなければ
忘れ去られる歴史があります。

会社が節目を迎えるにあたり、ぜひ検討したいツールが社史/周年記念誌(以下:記念誌)です。
これまでの歴史をふり返るだけでなく、未来にむけた会社の方向性やビジョンを共有するのに最適。周年事業の“メイン・ディッシュ”といっても過言ではなく、費用対効果の高い制作物だと断言できます。
企画・編集がむずかしいと言われる記念誌。ページ構成のポイントや編集のヒントをご紹介します。

記念誌をおすすめする理由

会社の周年記念事業には、さまざまな選択肢があります。
たとえば、ホテルの宴会場で祝賀イベントを開催する。あるいは、社員全員で記念旅行を実施する。
ほかにも、記念品の贈呈を検討する会社もあるかと思います。ところが、イベントや旅行は単発的で、コストがかかる割には効果があまり期待できません。また、記念品は品物を選ぶセンスが問われるうえ、人によっては好ましい反応を得られないこともあります。

そこで、おすすめしたいのが記念誌です。社員やその家族に読んでもらうことで、会社の歴史や創業からの想いを知るきっかけとなるのはもちろん、会社がめざす目標や将来へのイメージを、みんなで共有することができるからです。
また、お客様や取引先に配布すれば、商談や打ち合わせの際に会話のきっかけになることも。さらに、採用活動で利用すれば、学生など求職者に対し、自社の魅力を訴求することもできます。


制作の過程で得られる、目に見えない価値

制作プロセスでも得るものがあります。編集部員を中心に、社員同士のコミュニケーションが活性化する。
めったに聞けない創業者や経営陣の“ホンネ”にふれる機会となり、歴史の棚卸には最適です。もちろん、新たな発見や気づき、思いもよらない事業のアイデアや組織づくりのヒントを得ることもあります。

役に立つことばかりの記念誌ですが、その編集・制作は決して簡単ではありません。そもそも、会社に勤めていて記念誌の編纂に関わる機会はそうそうあるわけでなく、ある日突然、担当者に指名され、何から手をつけていいのかわからないのが実情ではないでしょうか。

会社案内や営業カタログなどとちがい、多くの資料から歴史をまとめるなどコンテンツに手間取るうえ、原稿の作成や写真撮影など、支援会社との業務のすみ分けも悩みの種になるようです。そのため、社内編集部の体制づくりや支援会社の選定が、成功を決める大きなポイントになります。


記念誌制作4つのSTEP

STEP1 プロジェクトを立ち上げる

記念誌の発行が決まると、まずは「目的」と「対象読者」を定めます。従業員を中心にステークホルダーから対象読者を定め、どんな思いをもってほしいかをイメージします。また、ここでスケジュールや納期もおおよそ決定。ページ数、全体的な方向性、インタビューや取材・撮影の有無などを検討すると同時に、支援会社の選定を行います。

STEP2 企画とページ構成を考える

自社ならではの記念誌をつくるには、「コンセプト」と「企画」が重要です。STEP1で定めた目的と対象読者をもとに、冊子の軸となるコンセプトを定めます。企画はコンセプトに沿って、一貫性のあるものを考案しましょう。また、「ページ構成」ではメリハリを意識し、それぞれの企画ページの配分を決め、効果的な位置に配置しましょう。

STEP3 歴史ページを編集する

記念誌制作における最難関が「歴史ページ」です。これには情報収集が重要で、過去の社内報や会社案内などアーカイブの活用、創業者やOBへの丁寧なヒアリングにより、十分な情報量を確保します。また、文章を書くときは、ただ時系列で歴史を追うだけでなく、出来事の因果関係をくわしく掘り下げるのがコツ。そうすれば読み応えのある文章になります。

STEP4 デザインにこだわる

企画やコンテンツの目処が立ったら、それらを「デザイン」によって魅力的に引き立てましょう。コーナーごとにトビラを立て、ページの変わり目をわかりやすくする。イラストや漫画、インフォグラフィックなど、表現手法を駆使して興味を引く。用紙にこだわって、価値を感じさせる工夫をする。読者を惹きつける記念誌をつくるには、さまざまな方法があります。


記念誌はもっと自由でいい!
2つのタイプが存在

記念誌には大きく2つの型が存在します。
1つは、従来型の「社史」と呼ばれる、記録に残すことを目的とするタイプ。
過去に起きた出来事の年代や、当時の状況を正確に史実として残すスタイルの冊子です。

もう1つ、最近のトレンドとなっているのが、読者の記憶に残る「周年記念誌」です。
読み物という形にとらわれず、歴史を中心としつつも自由な発想で編集するというもの。
雑誌のようなレイアウト、イラストや漫画を使った絵本風、手にとりやすい小冊子サイズなど、コンテンツはもとよりデザインにも配慮し、社内外に広く配布して会社のPRに利用できるタイプです。

また、冊子として制作する場合、印刷部数が限られるため広く読んでもらうのはむずかしいものです。
そこで、昨今はデジタル媒体での記念誌の発行も増えつつあります。単に印刷物をPDFデータにするだけでなく、コーポレートサイト上で周年ページを設ける、動画にしてYouTubeチャンネルで配信する、採用活動で上映するなどの方法があります。せっかく手間とコストをかけて編集した記念誌、できるだけ多くの方と共有したいものです。


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